障害者福祉に繋げたい!"わらび餅販売代理店事業"への想い

2025年9月、
京都の高級わらび餅メーカーとフランチャイズ契約を行って開業した、わらび餅の販売代理店事業。
ここから、障害者福祉につなげたい。
人とのつながりを大切にしたい。
そんな想いで作ったECショップ『つながり屋』は、「和菓子×障害者福祉」をコンセプトにしています。

そんな私が、よく聞かれることがあります。
医薬品研究開発→コンテンツ販売→コーチング→不動産エージェント→障害者就労支援とやってきた私が、
なぜ、「わらび餅」なのか?

畑違いなのは、今に始まったことではありませんが、普通の人は、疑問に思いますよね。
いろいろやってきて、もはや何屋さんなのか自分でも分かりませんが、この選択にも理由があります。
1.障害者福祉との出会い
2024年7月、これまでやっていた事業が上手くいかなくなってきたことを機に、収入の補填を考えていた時、
障害者就労移行事業所の支援員という仕事に出会いました。
障害者就労移行支援とは、身体、精神、知的、発達など、さまざまな障害をお持ちの方が、
一般企業に就職するために、資格学習、作業訓練、コミュニケーション訓練、就職支援などを行って、お手伝いする仕事です。
なんとなく始めたこの仕事にやりがいを感じてしまった私は、
「将来、障害者が活躍できる場所を作りたい!」と思うようになりました。

2.フランチャイズを探した経緯
障害者福祉事業のイメージとしては、障害者就労継続支援A型やB型事業所(一般企業には就職できない障害者の方が、働きながら訓練をする場)を作りたいと思ったのですが、
そのためには、障害者の方にも手伝ってもらえる「自分の事業」が必要です。
これまで、情報商材やセミナー講師、コーチングなど、教えたりサポートしたりする事業はしてきましたが、それでは、専門性が高すぎて、障害者の方に手伝ってもらうことができません。
できれば、製造や軽作業、販売、接客などが日常的にあるものにしたい!
でも、0から作るのは難しい。
なら、フランチャイズで探そう!
そこがスタートでした。

3.生わらび餅を選んだ3つの理由
いくつかフランチャイズ本部の話を聞くうちに出会ったのが、京都発祥の『生わらび餅の販売』です。
営業の方の人柄や、予算なども考慮しましたが、これを選んだ主な理由は、3つです。
1つ目の理由:事業性
1つ目の理由は、事業としての将来性!
近年、インバウンド需要などもあり、わらび餅を含む和菓子の人気は、右肩上がり!
コロナ禍が明け、市場が拡大しているので、将来的に成長が見込めると思いました。
生わらび餅は、普通に食べるだけではなく、わらび餅ドーナツやわらび餅パフェなどのアレンジもできるので、飲食店での需要も見込めます。

さらに、今後の日本は、2割の富裕層と8割の貧困層の二極化が進むと言われますが、
8割側に薄利多売のものを売るより、2割側に、リピートしたくなる高級品を提供した方が、事業としては安定するだろうと考えています。

2つ目の理由:本物の普及
2つ目の理由は、本物の和菓子を普及したかったこと!
あなたは、「本わらび餅」を召し上がったことは、ありますか?
多くの人がイメージする「わらび餅」は、スーパーなどで数百円で売っている、プルプルしているゼリー状で、きな粉などをかけて味付けするサッパリした薄味のものだと思いますが、
あれの原料は、主にジャガイモなどのデンプン。
正確には、本来高級である"わらび餅"の代替品です。
※カニとカニカマみたいな関係ですね。

本物のわらび餅の原料である「わらび粉」は、希少価値が高く、高級品なんですが、
海外の方に日本の和菓子を知ってもらうにあたり、デンプンで作った代替品を"わらび餅"だと思ってもらいたくなかったのです。
海外の寿司屋で、地域オリジナルの不思議なネタが売られていて、それを"日本の伝統の食事"だと思ってほしくないじゃないですか。
ちなみに、本物のわらび粉で作られた"本わらび餅"は、モチモチ、トロトロしていて、本体にも、しっかり味がついています。
私が販売しているものも、国産Aランクの原料を用いた最高級品です。
きな粉や黒蜜もセット販売していますが、かけなくても優しい甘さがあります。


ちなみに、スーパーのわらび餅は、日持ちさせるために保存料を使用している場合がありますが、
この"本わらび餅"は、特殊な製法で作られているため、保存料不使用でも、常温で7日間の保存ができます。
日持ちするけど、健康にいい!ここも、少し魅力を感じたポイントです。
3つ目の理由:相性と社会性
3つ目の理由は、将来構想として考えている障害者福祉事業やカフェ経営との相性です。
これが一番大事なんですが、わらび餅販売と障害者福祉やカフェ事業は、以下の点で相性がいいのです。
①包装や発送作業、店舗販売など、教えれば障害者の方でもできる業務が多い。
②カフェのメニューとしても使用できる。
③障害者の方が作ってくれた作品(イラスト、食器、アクセサリーなど)をセット販売することが可能。
④障害者福祉施設に、おやつ代わりに提供可能。
⑤障害児の方とご両親向けの食育イベントもできそう。

いろいろと、将来やりたいことに繋がっていきます。
また、障害者の活躍の場を作るという福祉事業の一環なので、社会貢献性も高いです。
4.将来構想と現在
上記のような理由で、わらび餅の販売代理店という事業をスタートさせた訳ですが、まだまだ、売上も小さく、店舗販売や福祉事業所の開設には、ほど遠いです。
他の事業でも資金を作りつつ、準備をしているところですが、先日、1つ進捗がありました!
障害者のイラストレーターさんが、私の店である「つながり屋」のために、イラストを描いてくれることになりました。
わらび餅に同封したり、季節ごとに描いてくれたりすることも了承いただき、楽しみです。
今後も、作品作りができる障害者の方を探し、作品数を増やしていきたいです!

他にも、作品を作れる以下の条件に当てはまる方を探しています。

また、私が夢にしているカフェを、AIに画像化してもらいました。
海が見える立地、楽器が弾けるカフェ、障害者の方が活躍する場、という3つの条件で生成してもらったところ、良い感じのものが出来上がりました。

これを実現するためにも、わらび餅の販売代理店を軌道に乗せていきたいです。
私の想いに共感して下さる方は、一度、ECショップをご訪問ください。
そして、スイーツを提供している飲食店経営者や、福祉施設の事業者の方は、
スイーツ開発の材料やメニューとして、お取り扱い頂けますと嬉しく思います(業務用スケールでは、単価をお安くすることが可能です)。
今後も、生わらび餅の "つながり屋"をよろしくお願いいたします。


